はじめに〜腸内環境を整えることの重要性について〜

私たちの腸内には、400〜500種類の細菌が棲んでいると言われ、その数は100兆個、重さにすると約1.5kgにもなると推定されています。
このような中で、善玉菌といわれるビフィズス菌や乳酸菌が優勢である場合、腸内細菌叢はバランスのとれた健康的な状態にあるといえます。

健康な状態にあるとどうなるのでしょうか?
まず、腸内が酸性になり、悪玉菌が減ります。これは、善玉菌は酸性に強く、悪玉菌は酸性に弱い性質があるためです。
また、腸のぜん動運動を促進するため、便秘症の改善、有害毒素の排泄、栄養吸収能の向上に繋がります。
さらに、近年では、免疫力を高める、免疫機能を調整する(アレルギー症状を緩和する)ことも分かってきました。

逆に、腸内細菌叢のバランスが崩れている場合はどうなるのでしょうか?
悪玉菌はアンモニア、アミン、インドール、スカドールなどの有害物質を生成します。
これらの有害物質は、免疫力の低下、大腸がんのリスクを高める、糞便の悪臭、しみ・しわの原因となります。

このように、腸内環境を整えることは、健康・美容にとり極めて重要なのです。

【参照文献】
(1) 「Health and Nutritional Properties of Probiotics in Powder Milk with Live Lactic Add Bacteria 」FAO, WHO
(2) 「Complementary / Integrative Medicine」 The UNIVESITY OF TEXAS MD ANDERSON CANCER CENTER

ナリネ菌発見の歴史

20世紀初頭、免疫研究でノーベル賞を受賞したロシアの学者メチニコフは、人間の老化は有害な腸内細菌が作る毒素によるものではないかと考えました。
メチニコフの学説を追って研究していたアルメニア微生物研究所の生物学者エルゼンキャンは、人に最も効果的な乳酸菌を得る目的で、身近に生まれた新生児から16種類の乳酸菌を分離。それらの中で、抗菌力、耐酸性において著しく優れており、なおかつ豊富なビタミン類を産生する乳酸菌として選び抜かれたのが“ナリネ菌”です。
ナリネ菌は学名「ラクトバチルス アシドフィルス ER317/402」として1964年に登録されました(ソ連邦官庁No.163473 1964.04.07登録)。
(参照「Biological features of some races of Lactic acid bacteria」 Yerzinkyan L.A.)


イリヤ・イリイチ・メチニコフ

ナリネ菌の名前の由来

少女“ナリネ”は8歳のとき、重い腸炎を患いました。
そこで当時医師や学者から期待の大きかったこの乳酸菌が治療に使用されることとなりました。
少女ナリネの容態は、この乳酸菌によって見事に回復しました。これを祝して“ナリネ菌”という名前が使用されるようになりました。

ナリネ菌の使用実績

ナリネ菌の特徴として、「酸素、酸に対して安定しているため食品にも利用しやすい」、「プロバイオティクスとして生きたまま腸内に到達することができる」、「黄色ブドウ球菌をはじめ悪玉菌に対する耐性を持つ」、「ヒト由来のため安心して使用することができる」、などが挙げられます。
そのため、発見以来、現在に至るまで、アルメニアにおいて母乳の代用、子供用栄養食品、腸内感染症・異細菌症をはじめ数多くの疾病の予防や治療薬として使用されてきました。その間に書かれたナリネ菌関する科学者、医師による臨床データ、論文は、200近くにも及びます。
また、WHO、ロシア科学アカデミー食品研究所においても優れた補助食品として推薦されています。

ナリネ菌の特徴

高い耐胆汁性、耐酸性をもつ

pH3.0(胃酸と同じ酸度)のペトリ皿の中におけるナリネ菌の耐酸性は、他のプロバイオティクスと比較して非常に高いことがわかります。


ナリネ菌


他のプロバイオティクス

ナリネ菌と他の乳酸菌の比較

ナリネ菌は他の乳酸菌と比べて、各病原菌に対して耐性を持っています。

細菌名 ビフィズス菌 ラクト菌 ナリネ菌
大腸菌 2.8-6.0 6.4-10.0 24-28 
黄色ブドウ球菌 4.0-7.0 7.3 24-26 
チフス菌 4.0-8.0 7.2-13.5 24-26 
クレブシエラ 8.0-9.0 7.0-7.2 23-36 
マイコバクテリウム 8.0-10.0 7.0-7.2 26-28 
赤痢菌 7.0-8.0 4.0-14.0 24-25 

ペトリ皿に病原菌を塗布。そこに各乳酸菌を同量うめ込み、6時間後に検査(単位:mm)。
数字が大きいほど細菌に対し耐性をもつことが考えられます。


黄色ブドウ球菌


大腸菌

※ナリネ菌に関する臨床データは全てビタマックスE社の提供によるものです。

ビタマックスE社による臨床データはアルメニア・ウクライナ・ロシアにおける数々の病院や科学研究所の医師や科学者の共同研究によるものです。